「毎日、お金のことを考えるのはイヤ」
こんな声がたくさん聴こえてきそうです。
老後の資金準備(=「自分年金」作り)のために、投資信託などの金融商品を利用して長期間運用を続けたいけれど、多くの時間やエネルギーを割くのはイヤな人がたくさんいるでしょう。もしかしたらこれを読んでいるあなたも?
前回は「自分年金」作りのために設計されたターゲット・イヤー型の投資信託を紹介しましたが、今回は「自分年金」作りビギナーの視点で、投資信託を利用するメリットをいくつか挙げてみましょう。
①専門的な知識が少なくても大丈夫 – ビギナーが利用しやすいのでは?
すべてをあなた自身が運用することは、特にビギナーの場合にはとても骨の折れることです。あなたの代わりに運用会社に所属するたくさんの専門家がそれを行ってくれることは、あなたにとって大きなメリットでしょう。
例えば、お菓子メーカーの工場をイメージしてみてください。原材料の調達から製造、店舗への配送作業まで、工場では専門の人たちがそれぞれの役割を持ち、最終的にお菓子があなたの手元に届きます。あなた一人の手でこれをすべて行うことは、とても無理がありますよね。ビギナーにとっての資産運用も同じことが言えるかもしれません。
②時間を有効活用できる – 毎日、お金のことを考えなくていい
趣味や家族・友人と過ごすあるいは家事などの時間に充てて、お金の運用という手間のかかることを専門家に任せることで、すべてをあなた自身が行う場合と比較して、お金の運用の煩雑さから解放されるでしょう。
③少額からでもスタートできる – 1,000円程度*から
投資信託を始めるのにまとまった資金が必要なイメージがあるかもしれません。投資信託は、毎月の積立額を1,000円程度から設定できますので、あなた自身にあった金額で始めやすい点が魅力です。
★ただし、大切なのは“目的”です。
ビギナーが投資信託を選ぶ際、1種類の資産(1つの国の株式、1つの国の債券等)で構成される分かりやすい商品群から選んでしまいがちです。その場合、あなたが当初予想していた以上に投資信託の値段(=基準価額)が大きく動くことがあり、毎日、お金のことを考えるのなんてもうイヤ!なんてことになりかねません。
そうならないように、まず目的を決めましょう。老後の資金準備(=「自分年金」作り)であれば、そのために設計された投資信託で少額の毎月積立をスタートすることが早道かもしれません。
また、“金融商品の選び方- お金を色分けしてみよう”で紹介したように、「お金をいつ使うのか」を基準にお金を色分けして異なる箱で管理するイメージを持つことも大切です。
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