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みんなに教えよう! 「自分年金」作り女子ネタ

2014.12.19

公的年金が減る?支給開始が遅れる?寿命が長くなる? – 3つのリスク


「年金が減額されたら?」
「年金の支給開始が遅れたら?」
「今より寿命が長くなったら?」

どれもまだ先のことだし、いま考えなくても…と思う人がいるかもしれません。
でも、どれも「自分年金」(老後資金・老後の生活費)をどのくらい準備しておくかにつながることから、いざ制度変更などがあったときに慌てないよう、今のうちから備えておきたいものですね。

「公的年金が減額されたら?」

年金制度の健全性を点検した結果によると、経済が順調に推移した場合でも、今から29年後の2043年度に受け取る公的年金の額は月収の約51%*。2014年度が月収の約63%**ですので、今の水準からは減ることが予想されています。


*厚生労働省「国民年金及び厚生年金に係る財政現況及び見通し‐平成26年財政検証結果‐」のケースEを引用。
**厚生労働省「国民年金及び厚生年金に係る財政現況及び見通し‐平成26年財政検証結果‐」から引用。一元化モデルの男子被保険者の平均手取り収入(34.8万円)。

「公的年金の支給開始が遅れたら?」

私たちの世代*は、年金を受け取り始める年齢が65歳。
年金の支給開始年齢が引き上げられるのは世界の常識なのかも?」で紹介したように、高齢化が進むことが予想されているアメリカ、ドイツ、イギリスでは日本に先駆けて、年金支給開始年齢を67歳や68歳へ引き上げることが決定しています。


*女性の場合は1966年4月2日以降生まれ、男性の場合は1961年4月2日以降生まれの人が対象

「今より寿命が長くなったら?」

これからさらに何年生きるかをあらわす平均余命でみると、現在65歳の女性は10年前と比べて約1歳長生きになり、平均で89歳*まで生きます。しかも2050年には92歳となる予測があり、とても他人事とは言えなくなりそうです。


*厚生労働省「平成25年簡易生命表」

3つのリスク
ブランク 620-25

このように公的年金の制度が将来的に変わる可能性はゼロではなく、さらに女性はどんどん長生きに。また、物価の上昇(インフレ)に対応する必要があったりと、考えることがたくさん。
公的年金などのニュースに、常に耳を傾けておくのがいいのかもしれません。

インフレについて、詳しくはこちら
いつの間にか物価は上がっている – チーズが0.8個しか買えなくなった?

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上記はあくまで簡易的な計算方法に基づく試算であり、皆様の実際の年金支給額を示唆・保証するものではありません。ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。

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上記の「年金支給額」(月額)の計算方法は以下のとおりです。「年金支給額」は基礎年金部分および厚生年金部分から構成されます。基礎年金部分は、現行制度の上限である40年間加入したものとして四捨五入し算出しています(月額6.6万円)。厚生年金部分は、5400円×累積年収(万円)÷1200で算出しています。なお、累積年収は厚生労働省の「平成23年賃金構造基本統計調査」において、雇用形態が正社員および正職員である男女それぞれの全産業における年代別平均年収(20歳~24歳のように5歳刻み)をもとに、各年代について平均年収に当該年代内において働いた年数を乗じた金額を算出し、すべての年代の金額を合計しています。なお、ここでの「年金支給額」の試算は簡易的なものですので、ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。また年金制度は今後変更される場合があります。
出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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