「72の法則」はいたってシンプル!
「72の法則」とは、ずばり「資産を2倍にするのに必要な年数を求める法則」のことです。
72を金利*や運用利回りで割るとお金を2倍にするために必要なおおよその年数がわかる、とても便利な計算式です。
いまあなたが100万円を持っている仮定して、年7.2%で運用できたとすると、72÷7.2=10(年)、つまり約10年後には元本100万円が、その2倍の200万円になります。
金利0.1%だと2倍になるのに“720年”
当然、金利や運用利回りの高低によって2倍になるまでにかかる年数が異なってきます。
下の図のように金利が6%だと12年、3%では24年かかります。そして、0.1%ともなると720年という気の遠くなるような長い年数がかかってしまいます。
長く低金利が続く現在の日本では、銀行の普通預金、定期預金の金利は微々たるもの。つまり今は預貯金だけで資産を増やすことが難しい時代といえるでしょう。
だからこそ、私たちの「自分年金」作りでは、あらかじめ目標額を決めたうえで、その金額を貯めるための最適な運用方法を検討していくことが重要なのかもしれません。
税金、費用等は考慮していません。
*複利の場合。複利とは一定期間ごとに支払われる利息を元金に組み入れて、次回の利息を計算する方式。
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