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みんなに教えよう! 「自分年金」作り女子ネタ

2015.07.01

給与明細の見方‐将来の年金にもつながっている?!

給与明細は将来の年金のヒント

「電子化してから見る機会がめっきり減った」
会社員の人たちのなかで最近、こういう人が増えているかもしれません。

そして、厚生年金保険料は、毎年上がっている*ことを知らない人も多いのでは?

お給料の額だけでなく、将来の年金につながる大切な情報も書かれている給与明細。
紙の人も電子化された人も、給与明細の見方を知っておきましょう。

給与明細の見方は?

3つのエリアで構成されています。

支給 (会社から支給されるお金。基本給や残業手当、住宅手当、通勤手当など)
控除 (お給料から差し引かれるお金。税金や社会保険料、雇用保険など)
勤怠 (その月に勤務した日数や時間)

給与明細②
上記はイメージ図です。

「控除」欄は、情報の宝庫!

特に意識して確認しておきたいのが、②の「控除」欄。
お給料から差し引かれるお金です。

「所得税・住民税」のほか、「健康保険」「厚生年金保険*」「雇用保険」などがあり、40歳からは「介護保険」が加わります。どの項目も、どれくらいの社会貢献をしているかを示すものとも言えますね。

その中でよく見ておきたいのが「厚生年金保険」欄。
記載されている金額は、会社と折半したもので、会社も同額を保険料として払っています。
この「厚生年金保険料」は、2004年以降、毎年9月に保険料が引き上げられていて、2017年9月まで続きます**。

わたしたちの将来の年金につながる項目ですから、昨年の給与明細と見比べて、金額の違いを把握しておくといいかもしれません。

身近な給与明細を定期的にチェックすることで、お金を管理する意識を高めていけるといいですね。


*会社員の場合、「厚生年金保険」に国民年金保険料が含まれています。
詳しくは「日本の年金制度 – 働き方によって年金が異なる

**2014年9月から2015年9月まで、一般(厚生年金基金加入員を除く)の厚生年金保険料は、報酬月額に対し17.474%で、会社と折半(各8.737%ずつ)して負担。
出所:日本年金機構「平成26年9月分からの厚生年金保険料額表」

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出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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