「公的年金って、実は運用されている!」
もしかしたら、知らなかった人もいるかもしれません。
会社員は「厚生年金保険料」、自営業者は「国民年金保険料」を支払っています。
これらの年金保険料のうち、年金を受け取る世代に支給されなかった分が運用されていて、将来私たちが受け取る年金の一部は、その時点で運用されている資金から支払われる仕組みになっています。
これらの年金保険料を管理・運用しているのが、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」。
ちょっと長くて覚えにくいですが、この公的機関が私たちの大切な年金保険料を管理し、実際の運用は自家運用(自ら運用を行うこと)と金融機関(信託銀行や投資顧問会社など)へ委託して、国内や海外の株式、債券などに分散投資しています。
2014年3月末時点で管理・運用されている額は約127兆円。2013年度の資産全体の年利回りが約8.6%、運用による収益は約10.2兆円でした。ここ2年ほどは比較的、運用成績が好調です。
“資産運用” – 意外と身近な存在なのかも
“資産運用”は「ちょっと敷居が高くて、私にはあまり関係がないかも?」と思っていても、実際は私たちの老後の生活費(老後資金)である公的年金が運用されている点で、意外にとても身近なものと言えるかもしれません。
出所:年金積立金管理運用独立行政法人「平成25年度業務概況書」
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