「お金にも働いてもらう」ってどういうこと?
「お金にも働いてもらう」とは、目的や年齢に見合ったリスクを取り、資産運用*を行うこと。
下の図は金融資本(=預貯金や投資信託、株式、債券などの蓄え、資産)の積み上げを「預貯金」のみで行う場合と「お金にも働いてもらう」場合で比較したイメージ図です。
*ここでの「資産運用」には預貯金は含まれません。
上記はあくまでイメージ図であり、将来の結果等を示唆・保証するものではありません。また、資産運用の場合、元本を割り込むことがありますのでご注意ください。
「預貯金」だけでは、足りない
預貯金のみの場合、現在のような低金利のもとで得られる利息はわずかなため、老後に備えてお金を蓄える手段としては力不足です。
さらにその金額が十分でない場合には、定年後に生活費として引き出しを始めると、自身の寿命より先に蓄えたお金が底をついてしまう可能性があります。
「公的年金」や「企業年金」が以前ほど頼りにならず、さらに自身の金融資本(=預貯金や投資信託、株式、債券などの蓄え、資産)が不十分な状況では、かえって長生きすることが豊かな老後を妨げる「リスク」となりうる点も認識しておく必要があるでしょう。
お金も長生きさせることが「お金にも働いてもらう」こと
一方でお金にも働いてもらう場合は、年齢に見合ったリスクの取り方で金融資本の運用を継続しながら、老後資金として引き出していきます。これは、世界でもトップクラスの長寿である私たちのお金も「長生き」させることを目指す考え方です。
私たちの世代**の多くは、年金支給開始年齢が65歳。そこからスタートする長い老後に耐えられる金融資本を準備するために、お金にも働いてもらうことを意識して「自分年金」作りのプランを立てることが必要かもしれないですね。
**女性の場合は1966年4月2日以降生まれ、男性の場合は1961年4月2日以降生まれの人が対象。
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