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みんなに教えよう! 「自分年金」作り女子ネタ

2015.12.15

いま30歳、40歳の女性は87歳まで生きる!?‐ 老後の生活費は公的年金だけで足りるの?

現在30歳の女性は”57年”、40歳の女性は“47年”。

この年数は、“その年齢の人が平均してあと何年生きるか”を表す平均余命です。
現在30歳、40歳どちらの女性も平均で87歳台まで生きることになり、退職する年齢を65歳とすると、老後の生活は20年以上も続きます*。

87歳まで生きる
出所:厚生労働省「平成26年簡易生命表」

公的年金だけで足りる?

いま30代や40代の人が、将来受け取る公的年金の水準は、現在年金を受け取っている世代と比較して、低くなる可能性が高くなっています。厚生労働省が行った試算によると、2014年に30歳(=2050年に65歳)だった人が受け取る1人あたりの公的年金は、生涯の平均賃金(手取り)が20万円の場合、毎月約9万円。30万円の場合は、約12万円**です。

「生活費を差し引くと、毎月の不足額は〇〇円!?」

いま思い浮かぶ代表的な老後の生活費は、食費や日用品、光熱費などの公共料金、家賃や住宅ローン、医療費などでしょう。

さらに…

「孫にはお小遣いを渡したいな」(養育費)
「夫婦や友人と旅先で美味しいものを味わいたい」(交通費や娯楽費)
「ときどきサークル仲間と女子会も楽しみたい!」(交際費)

思い描く老後の生活イメージは人それぞれで、このほかにもたくさんあるでしょう。こういった豊かな老後を過ごすためのお金を公的年金だけで賄うことは難しいかもしれません。

だからこそ、今から老後資金の準備(=「自分年金」作り)をコツコツとスタートしておきたいものですね。


*厚生労働省「平成26年簡易生命表」 平均余命は、30歳の女性が57.32年、40歳の女性が47.55年です。
**公的年金額は2014年度の価値で表しています。この点検は、女性と高齢者の労働市場への参加が進むケースと進まないケースを、その度合いごとに8ケースに分け、将来の年金額を検証している点が特徴です。記載した金額はケースE(女性と高齢者の労働市場への参加が進む)です。
出所:「国民年金及び厚生年金に係る財政現況及び見通し-平成26年財政検証結果-」(厚生労働省、平成26年6月)
詳しくは「将来の年金は毎月9万円?- 生涯の平均賃金で大きく変わる!」をご覧ください。

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