公的年金の点検の結果は?
2014年におこなわれた公的年金制度の5年に1度の点検。
わたしたちの世代が受け取る将来の年金が減ることはやはり避けられないようです。
公的年金だけでは足りないかも…?
年金制度を点検した結果、2050年に65歳となる人(現在30歳)が受け取る1人あたりの公的年金は、生涯の平均賃金(手取り)が20万円の場合、月額約9万円。30万円の場合は、約12万円となる試算です*。
いずれにしても、いま公的年金を受け取っている世代の水準よりも低くなることが予想されています。
将来の年金が減るというニュースは聞いていたけれど…
「思っていたより金額が少ない…」
「受け取れないよりはいいかな…」
受け止め方は人それぞれかもしれません。
下の図でみてみると、生涯の平均賃金によって、2050年度に予想される公的年金の額に差があります。あなたが当てはまるのはどれでしょう?
1人あたりの公的年金額(2050年度-35年後)
出所:「平成26年財政検証関連資料」(厚生労働省、平成26年6月)に基づき、アライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
たまには外食したいし、趣味の旅行も楽しみたい・・・。共通するのは、思い描くゆとりある老後を迎えるためには、いまからしっかりと老後の生活費(老後資金)の準備をしておく必要があることなのかも?
春のメニューに「自分年金」作りを加えよう
あちこちで春の便りが聞こえはじめるころ。新しい職場へ移ったり、習い事をスタートさせたりと、新しい生活をスタートできるいい季節ですね。今年の春のメニューに、いままで実行に移せていなかった毎月の積立でコツコツ続ける「自分年金」作りを加えてみてはどうでしょう?
*公的年金額は2014年度の価値で表しています。この点検は、女性と高齢者の労働市場への参加が進むケースと進まないケースを、その度合いごとに8ケースに分け、将来の年金額を検証している点が特徴です。記載した金額はケースE(女性と高齢者の労働市場への参加が進む)です。
出所:「国民年金及び厚生年金に係る財政現況及び見通し-平成26年財政検証結果-」(厚生労働省、平成26年6月)
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