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みんなに教えよう! 「自分年金」作り女子ネタ

2014.09.24

“複利”と「自分年金」作りは相性がいいってほんと?

「複利」って、雪の玉?

「複利」での運用のイメージは、雪の玉をコロコロと転がすと、その雪の玉に雪がどんどんついていき、次第に大きくなっていくようなもの。リターンがリターンを生んでくれる仕組みです。

前回は、単利と複利で5年間運用した場合を比べてみました。でも短い期間だと、それほど大きな差を感じにくいのも事実。わずかな差なのでは?と冷めた声も聴こえてきそうです。
そこで、今回は期間を一気に30年間の運用に延ばし、年率3%の金利で毎月3万円をコツコツ継続した場合の複利効果がどのくらいになるのかを試算してみました。

複利は相性がいい

上記はあくまでシミュレーションであり、特定の投資信託の将来の結果等を示唆・保証するものではありません。

期間が長くなるほど「複利」の効果がはっきり

複利は期間中に受け取る利息を元本に上乗せし、それを新たな元本として利息が計算されて、期間が長くなるほどその効果が大きくなる点が特徴。単に積立てたお金(金利はゼロ)の総額1,080万円と比べると、30年後には約1,740万円(約1.6倍)と、複利効果がはっきりと現れました。

積立投資は長い時間が味方

老後の生活に備える「自分年金」作りは、長い時間を味方にできる点が魅力。だからこそ、しっかり「お金にも働いてもらう」ことを意識したプラン作りが大切です。当ウェブサイトで、投資信託での積立投資を利用した「自分年金」作りを紹介しているのも、これが大きな理由です。

現在受け取っている公的年金を補うために分配金を受け取りたい人であれば、毎月分配型など高頻度で分配金が支払われる投資信託が合っているといえますが、これから老後に向けて資産を増やしたい若い人は、投資を通じて得た収益が再投資されることによる複利効果が期待できる資産成長重視型の投資信託*のほうが、その目的に合っているでしょう。

目的にあった化粧品を使いわけるのと同じように、「自分年金」作りでも、やはり目的に合った適切な投資信託を選ぶことが重要かもしれません。

*投資信託は、運用によって得た利益等(収益分配金)を受益者へ分配する仕組みがあり、決算時に高頻度で支払うタイプ(毎月分配型の投資信託など)と、低頻度で支払うタイプ(資産成長重視型の投資信託など)に大別できます。日本で人気がある毎月分配型の投資信託は、分配金の支払いが低頻度の投資信託と比較すると再投資(複利)の効果は小さくなり、老後に向けて資産を増やすことを目的とした「自分年金」作りには適さない商品性であると言えます。

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上記はあくまで簡易的な計算方法に基づく試算であり、皆様の実際の年金支給額を示唆・保証するものではありません。ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。

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上記の「年金支給額」(月額)の計算方法は以下のとおりです。「年金支給額」は基礎年金部分および厚生年金部分から構成されます。基礎年金部分は、現行制度の上限である40年間加入したものとして四捨五入し算出しています(月額6.6万円)。厚生年金部分は、5400円×累積年収(万円)÷1200で算出しています。なお、累積年収は厚生労働省の「平成23年賃金構造基本統計調査」において、雇用形態が正社員および正職員である男女それぞれの全産業における年代別平均年収(20歳~24歳のように5歳刻み)をもとに、各年代について平均年収に当該年代内において働いた年数を乗じた金額を算出し、すべての年代の金額を合計しています。なお、ここでの「年金支給額」の試算は簡易的なものですので、ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。また年金制度は今後変更される場合があります。
出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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