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みんなに教えよう! 「自分年金」作り女子ネタ

2015.06.17

毎月、お給料から天引きの『確定拠出年金』‐元本保証/元本変動タイプで運用成績に大きな差

確定拠出年金とは?

確定拠出年金は、「企業型」と「個人型」の2タイプあり、どちらも自分自身の老後資金の確保を目的とした制度で、自分で商品を選び、お金を毎月積み立てていく点が大きな特徴です。

2,000円と10万円の差!?

ちょっと下の図を見てみましょう。確定拠出年金(企業型)の加入者、約291万人がそれぞれ確定拠出年金(企業型)に加入してから、元手がどれくらい増えたか(運用成績を通算利回りで計算)を調べたデータです。

確定拠出年金

*通算利回り(%)は、加入者が確定拠出年金(企業型)に加入して以来の運用成績です。
出所:年金情報 2015年6月1日号

ご覧のように、約291万人いる加入者の運用成績は、約4割の人は通算の利回りが0-1%未満約2割の人は10%以上と大きく2つの層に分かれています。

毎月コツコツと積み立てて、元手の合計が100万円だった場合、運用成績(通算の利回り)が0.2%の人は、運用した利益が2,000円、元手と利益の合計は100万2,000円に。一方で、運用成績(通算の利回り)が10%の人は、運用した利益が10万円、元手と利益の合計が110万円に増えたことになります。

運用成績に大きな差が生まれた理由とは?

運用成績に大きな差が出ている理由として、運用成績が0-1%未満の人は、預金や保険などの元本保証タイプの商品を選んでいる場合が多く、一方で運用成績が10%以上の人は、投資信託などの元本変動タイプの商品を選んでいる場合が多いことが想像できます。

元本保証タイプを選んだ理由は、

「どの運用商品を選べばいいかわからない」

「元本が保証されていないのが怖い」

という人が多いのでは?

お金にもしっかりと働いてもらう方法

公的年金を補完する年金制度として、自分で積み立てたお金を原則60歳*から受け取るのが「確定拠出年金」。いま30歳の人なら360か月、いま40歳の人なら240か月も先です。

いま元本保証タイプを選んでいる人は、長い時間をかけて育てることで、より高い運用成績を期待できる元本変動タイプの商品に積立額の一部を変更するなど、お金にもしっかりと働いてもらうことを検討してみては?


長期投資のコツは自分年金の作り方
投資信託に関するご留意事項はこちら
*詳しくは、厚生労働省の「確定拠出年金制度の概要」をご確認ください。

  • 当コラムは読者の皆様への情報提供を目的としてアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成しています。
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上記はあくまで簡易的な計算方法に基づく試算であり、皆様の実際の年金支給額を示唆・保証するものではありません。ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。

年金計算について
上記の「年金支給額」(月額)の計算方法は以下のとおりです。「年金支給額」は基礎年金部分および厚生年金部分から構成されます。基礎年金部分は、現行制度の上限である40年間加入したものとして四捨五入し算出しています(月額6.6万円)。厚生年金部分は、5400円×累積年収(万円)÷1200で算出しています。なお、累積年収は厚生労働省の「平成23年賃金構造基本統計調査」において、雇用形態が正社員および正職員である男女それぞれの全産業における年代別平均年収(20歳~24歳のように5歳刻み)をもとに、各年代について平均年収に当該年代内において働いた年数を乗じた金額を算出し、すべての年代の金額を合計しています。なお、ここでの「年金支給額」の試算は簡易的なものですので、ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。また年金制度は今後変更される場合があります。
出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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