女性の生き方は「シングル」「共働き」「専業主婦」など人それぞれ
働き方によって年金制度が異なることをご紹介した前回に続き、今回は女性の生き方が多様化している点に着目してみたいと思います。
「少子化社会対策基本法」(2003年)や「次世代育成支援対策推進法」(2005年)の施行をはじめとして、日本では女性がより一層働きやすくなる社会へ転換が進められており、女性の生き方が「シングル」「共働き」「専業主婦」と多様化してきています。
約42%が将来も結婚の意志がない!?
独身女性を対象とした結婚に関する意識調査(下図)では、約42%が将来も結婚の意志がないと回答しています。“おひとりさま”をターゲットにした旅行プランやサービス(1人カラオケ、1人焼肉等)が最近充実してきた背景には、こうした事情があるようです。
結婚・出産後も働きたい女性がとても多い
結婚・出産後に仕事を続けるかを尋ねた別の調査(下図)では、女性の60%~70%がその後も働くことを希望しており、その大部分が共働き世帯だと考えられます。実際、共働き世帯は増加を続けており、現在は1,068万世帯と専業主婦世帯の805万世帯を260万世帯も上回っています。
「シングル」「共働き」「専業主婦」にあわせた「自分年金」を準備しよう
このように、女性の生き方が多様化することで、「自分年金」の必要額も異なってきます。それぞれについて老後の生活費(老後資金)に関するシミュレーションを当サイト記事「老後の生活費(老後資金)はどれくらい必要なの?」で紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
出所:
*日本経済新聞社がマクロミルの協力で実施したシングル女性調査
**毎日コミュニケーションズ、「女性の働き方に関する調査」(2011年6月)
総務省統計局「労働力調査」(2012年の1-3月期平均)
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