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みんなに教えよう! 「自分年金」作り女子ネタ

2014.08.27

複利効果とは- リターンがリターンを生む?(資産形成のポイント)

「複利」って雪の玉をコロコロ転がすのと同じ?

利息の計算方法には、「単利」「複利」の2種類あり、その結果には違いがあります。単利は、当初の元本に対してのみ利息が付く計算方法であるのに対し、複利は、期間中に受け取る利息を元本に上乗せし、それを新たな元本として利息を計算する方法です。

雪の玉をコロコロと転がすと、その雪の玉に雪がどんどんついていき、次第に大きくなっていきますよね。複利はそのようなイメージです。

複利は、期間が長くなるほど効果は大きくなる

下の図で、100万円を元本として、年率3%の金利で5年間運用した場合に、単利と複利でどれくらいの差が出るかを試算してみました。

複利効果とは

上記はあくまでシミュレーションであり、特定の投資信託の将来の結果等を示唆・保証するものではありません。

単利ならどうなる?

青色の単利の場合は、100万円の元本に対して年率3%の金利がつきますので、1年後は103万円、2年後は106万円と毎年3万円ずつ元本が増え、5年後には115万円となります。

複利は、リターンがリターンを生む?

緑色の複利の場合、1年後は単利と同様に103万円ですが、2年後は103万円に対して年率3%の金利がつき、106万900円となります。5年後には、約115万9000円に増え、単利と比較すると、約9000円多くなります。これが複利の効果、つまりリターンがリターンを生んでいるわけです。

このように複利での運用は、単利よりも元本を増やすことができる点が特徴です。期間が長くなるほどその効果が大きくなるといえるでしょう。

投資信託も複利効果がある?

「自分年金」作り(資産形成)において、投資信託*を利用する場合の複利効果や利点を考えてみましょう。

投資信託は、運用によって得た利益を再投資していく仕組みです。つまり、保有する株式や債券等を適切なタイミングで売却することで得た利益を含む資金で、新たな株式や債券等に投資し運用します。このように投資を通じて得た収益が再投資されることによって複利効果を期待できる点が、「自分年金」作りで投資信託を利用する利点の一つです**。

資産形成のポイントとして、複利による効果を押さえておきたいですね。


*投資信託は、株式・債券等の値動きのある金融商品等に投資しますので、基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。したがって、元金が保証されているものではありません。
**投資信託は、運用によって得た利益等(収益分配金)を受益者へ分配する仕組みが‘あり、決算時に高頻度で支払うタイプ(毎月分配型の投資信託など)と、低頻度で支払うタイプ(資産成長重視型の投資信託など)に大別できます。日本で人気がある毎月分配型の投資信託は、分配金の支払いが低頻度の投資信託と比較すると再投資(複利)の効果は小さくなります。

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上記はあくまで簡易的な計算方法に基づく試算であり、皆様の実際の年金支給額を示唆・保証するものではありません。ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。

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上記の「年金支給額」(月額)の計算方法は以下のとおりです。「年金支給額」は基礎年金部分および厚生年金部分から構成されます。基礎年金部分は、現行制度の上限である40年間加入したものとして四捨五入し算出しています(月額6.6万円)。厚生年金部分は、5400円×累積年収(万円)÷1200で算出しています。なお、累積年収は厚生労働省の「平成23年賃金構造基本統計調査」において、雇用形態が正社員および正職員である男女それぞれの全産業における年代別平均年収(20歳~24歳のように5歳刻み)をもとに、各年代について平均年収に当該年代内において働いた年数を乗じた金額を算出し、すべての年代の金額を合計しています。なお、ここでの「年金支給額」の試算は簡易的なものですので、ご自身のより精緻な「年金支給額」については、日本年金機構ホームページや年金事務所にてご確認ください。また年金制度は今後変更される場合があります。
出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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