お金を色分けすると選び方が見えてくる
金融商品を利用して将来のライフイベントへ備える場合、世の中に数多くあるものの中から、何を選べばいいのか分からない、という声をよく聞きます。
金融商品選びの一つのポイントとしては、「お金をいつ使うのか」を基準に色分けして異なる箱で管理するイメージを持つことが挙げられます。では、30歳代半ばで3歳のお子さんがいる人を例に、短期、長期、超長期の三つの視点から具体的に考えてみましょう。
3年後に車を買い替えたいときは?
例えば、3年後に自動車を買い替えることを検討している場合、使い始めるまでの時間が比較的短いため、相対的に元本の安全性が高い金融商品を選択したほうがよいと言えるでしょう。
15年後の子供の学費の準備をしたいときは?
第一子が大学に入学する15年後に必要となる学費を準備する場合、使い始めるまでの時間が比較的長いため、元本の安全性よりも「お金にも働いてもらう(=資産運用を行う)」ことを意識しながら、少し高めのリスク(価格変動幅)を持つ金融商品を選択したほうがよいと言えるかもしれません。
30年後の老後の生活費を準備するときは?
30年後に退職する自分の老後の生活を支える資金(「自分年金」)を準備する場合は、どのように考えればよいでしょうか。使い始めるまでの時間が非常に長いことから、超長期の視点でしっかりと「お金にも働いてもらう」ことを意識し、適切なリスクを取った積極的な運用を行う金融商品の選択がより現実的な選択肢となると言えます。
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