みんなに教えよう! 「自分年金」作り女子ネタ

2014.03.26

金融商品の特徴 – 働き方が違います

金融商品の特徴を“働き方”で比べると

前回は、「預貯金」「株式」「債券」の特徴を3人の男子に例えて比較しました。
今回は下の図を使い、これら3つの金融商品の特徴のうち、「リスク(=価格変動幅)」を横軸に、「リターン(元本増加、利子)の期待度」を縦軸にして、それぞれがどの位置にあるかを比較してみましょう。

「預貯金」は安心感があるかわりに…

図の左下に位置する「預貯金」は、3つの中で最もリスクが低く(=価格変動幅が小さく)、リターンも低いと言えるでしょう。つまり、元本保証という安心感がある代わりに、低金利が続く現在は預貯金の利子がわずかですから、それを含めたリターンに期待は持てない金融商品です。

「債券」は3つのうちの真ん中

図の中央に位置する「債券」は、3つの中ではリスクが中程度(=価格変動幅が中程度)、リターンも中程度の金融商品と言えるでしょう。債券は定期的に利子を受け取ることができますし、「株式」と比較して、元本が毀損する可能性が低いと言えます。債券の元本自体は増加しませんが、預貯金と比較して高い利子を受け取れることを考慮すると、預貯金よりも高いリターンを期待できる金融商品です。

「株式」は自分にあったリスク管理を

図の右上に位置する「株式」は、3つの中で最もリスクが高く(=価格変動幅が大きく)、その分、高いリターンを期待できる反面、マイナスになることもある点に注意する必要のある金融商品です。株式を保有する際には、あなた自身に合ったリスク管理を心がける必要がありそうです。

代表的な3つの金融商品の働き方を比較してきましたが、重要なことは、リスク(=価格変動幅)が小さいものはリターンも低い傾向があり、それに対してリスクが大きいものはリターンも高い傾向があります。例えば30年後に退職する方の老後の生活費(「自分年金」)のように、お金を使うまでの時間が長い場合には、図の右上の「株式」に比重を置き、適切なリスクを取った運用を行うことができると言えるでしょう。

働き方の違い

上記は預貯金、債券、株式の主な特徴をもとに簡略化して説明したものです。実際には記載のようにならない場合があります。
*元本が一定で利払いのある利付債の事例です。

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出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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