金融商品はたくさんあるけど、その特徴は?
世の中に多くの種類がある金融商品。
金融機関の店頭に置かれたパンフレットやウェブサイトなどで商品説明を読んだことがあるけれど…
「その特徴を理解しづらかった!」
こんな経験がある人も多いはず。
そこで今回は、代表的な金融商品ともいえる「預貯金」「債券」「株式」の特徴を、下の図のように3人の男子に例えて、「気持ち」の変化を「元本保証の有無」、「成長期待」を「元本増加の程度」、「プレゼント」を「利子/配当の有無」として比較してみました。
「貯金くん」は気持ちが変わらないけど…
「貯金くん」は、あなたに対する気持ち(元本保証)が何年経っても変わらない点がとても魅力的。ただし、低金利が続く現在は成長期待(元本増加)を持てず、誕生日などイベント時のプレゼント(預貯金の利子)もほとんどしてくれない男子。
「債券くん」はプレゼントをくれるけど、その代りに…
「債券くん」は、「貯金くん」と同様に成長期待(元本増加)を持てないものの、折にふれてプレゼント(債券の利子)してくれる点が好印象。この点は「貯金くん」よりも魅力がありそうです。ただし、あなたに対する気持ち(元本保証)が変わらない保証がない点に要注意かもしれません。また債券は満期になると元本が戻ってくる商品ですので、その時点で交際が終わってしまう男子とも言えそうです。
「株式くん」は有望男子の反面…
「株式くん」は、磨けば光る可能性もある有望男子。プレゼント(配当)を奮発してくれることがあり、とても魅力的。しかし、あなたへの気持ちが変わる可能性がある点は債券と同じです。さらには磨いても光らず、そのまま鳴かず飛ばずで、かえってあなたのお荷物になることもありうるのが「株式くん」です。
このように「預貯金」「債券」「株式」の3種類の金融商品を比較してみると、それぞれ異なった魅力や特徴があります。これらを正しく理解しておくことは、私たちの「自分年金」作りにおいても大切なことですし、また数多くの選択肢から金融商品を選ぶ際のヒントにもなりそうですね。
上記は預貯金、債券、株式の主な特徴を簡略化して説明したものです。実際には記載のようにならない場合があります。
*元本が一定で利払いのある利付債の事例です。
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