30歳、40歳の働く女性が稼ぐお金はどのくらい?‐女性の平均年収
「私の年収は同年代の人と比べて多い?少ない?」
「私と同じ年齢で、同じ職種の友達はどのくらいお給料をもらっている?」
友達同士でもはっきりとは聞けない。服装や持ち物、足元をさりげなくチェックする人もいるかも!?
下のグラフのように30歳、40歳女性の平均年収は30~34歳が約463万円、40~44歳が534万円。年代が上がるごとに高くなり、50~54歳がピークとなっています。
女性の平均年収:1000人以上の企業、正社員における決まって支給する現金給与額と年間賞与その他特別給与額の合計を年収として計算
出所:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」
情報通信業は平均年収が高い!?
代表的な業種ごとに年代別でみると、30~34歳女性、40~44歳女性のどちらも情報通信業(放送や通信、インターネット付随サービス 等)が最も高い平均年収となっています。
30~34歳女性の平均年収は、高い順に情報通信業、医療・福祉、製造業。
40~44歳女性の平均年収は、高い順に情報通信業、卸売・小売業、製造業。
女性、1000人以上の企業、正社員における決まって支給する現金給与額と年間賞与その他特別給与額の合計を年収として計算
出所:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」
“退職するまでに稼ぐお金”を増やす!?
将来に備えて、「自分年金」作りの計画を立てるには、いま受け取っているお給料のほかに、これから退職するまでに稼ぐお金(人的資本)がどれくらいの金額になるかを考えておくことも大切です。
例えば、65歳で退職するまで途切れずに働くと、平均的な女性の場合、現在30歳の人が退職するまでに稼ぐお金は、約1億6千7百万円。現在40歳なら約1億1千5百万円です。
「孫にはお小遣いをあげたいな」
「毎年、2回は夫婦や友人と旅行したいな」
「ときどきは女子会で美味しいものを食べたい!」
イメージする老後の生活はさまざまですが、共通するのは、“経済的な豊かさ”でしょう。こうした生活を送るためには、公的年金だけでは不足する老後の生活費として相応の貯蓄が必要です。
だからこそ、これからどのようなスキルや専門性を身につけて、稼ぐお金をどれくらい上乗せできるかも大切なポイントです。そのきっかけは資格取得や転職、起業などたくさんあるでしょう。
将来に備えて、今からしっかりと「自分年金」作りの計画を立てておく必要がありそうです。
退職するまでに稼ぐお金(人的資本)の推移:女性の退職までに稼ぐお金(人的資本):1000人以上の企業、正社員の年齢階級別年収を元に、各年齢階級後の64歳までの年収合計を人的資本として計算
出所:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」
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