20-24歳の平均年収は、304万円。50-54歳は566万円
これまで数回にわたって「人的資本」(=退職までに稼ぐお金)について説明しました。では、一般的に女性がキャリアの中で稼ぐお金はどのぐらいなのでしょうか。厚生労働省が発表した平成24年賃金構造基本統計調査で見てみましょう。
この調査には性別、年齢階級別、企業規模別、学歴別など様々な分類で賃金に関する統計がありますが、ここでは女性、1,000人以上の企業、正社員における年収(所定内給与額と年間賞与その他特別給与額の合計)を見てみます。
まず平均年収は20-24歳 304万円から年齢を重ねるごとに伸びていき、50-54歳 566万円でピークとなっています。
図の人的資本は、それぞれの年齢階級後59歳までの年収総額を示しています。したがって若いほど金額が大きく、20-24歳の約2億円から始まって50-59歳では約3,000万円となっています。
ただこれは一つの例にすぎません。勤め先の企業規模や産業、キャリア(転退職、雇用形態など)の選択などによって人的資本は大きく変わってきます。「自分年金」作りの計画を立てるためには、自分のキャリア、生き方でどういった人的資本が期待できるか考えてみる必要がありそうですね。
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