二つの大きな変化とは? – “平均余命”と“年金支給開始年齢”
平均余命の伸びと年金支給開始年齢の引き上げの二つが、経済的に私たちの老後の生活(セカンドライフ)に影響する大きな変化でしょう。
2050年、女性は平均92歳まで生きる可能性が…
例えば、65歳女性の場合、平均余命は現在の約89歳から2050年で約92歳と3年延びると予想されています(国立社会保障・人口問題研究所)。平均余命まで生きるとすれば、3年分の老後の生活費(老後資金)のために自分年金をより多く備える必要があるわけです。
公的年金を受け取る年齢が引き上げになる可能性も…
また、支給開始年齢の引き上げも、社会保障と税の一体改革の中で今後話し合われることになっています。現在は65歳までの引き上げが決まっていますが、もしかしたら68-70歳まで引き上げが行われるかもしれません。その場合、公的年金の支給が遅れる分、より長く働くか、より多く自分年金を準備するかですよね。
このように私たちのライフプランを考えるときには、今だけでなく将来の変化も予想して備えないといけませんね。
次回はこれらの変化がどのぐらい退職後のプランに影響するかを具体的な数字で見てみましょう。
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