2014年1月から少額投資非課税制度(NISA)が始まるため、過去6回にわたり主としてこれから投資を始める方のために資産運用について基本的な話をしてきました。「自分年金」作りの必要性を認識しながらも、なかなか行動に移せなかった方は、ぜひこの機会に幸せな未来に向けて「最初の一歩」を踏み出してください。
このコラムで提唱してきた「ポジティブ自分年金」は、老後へ向けた金銭的準備だけにとどまらず、20年後、30年後、40年後のなりたい自分をイメージし、それに近づくため逆算して小さな努力を積み重ねることにより「幸せな未来をプロデュースする」ことを目指しています。
幸せのかたちは人それぞれですが、内閣府の国民生活選好度調査によると「健康」「家族」「お金」が幸福度を左右するトップ3です。NISAで投資家デビューを飾ったら、「健康」や「家族」の面でも何か新しいことを始めたらいかがでしょうか。前回ご紹介したターゲット・イヤー型ファンドのようにすべてを「プロにお任せ」できるものを選べば、スポーツ、自分磨き、家族との団らんなどに費やす自由な時間が作りやすくなります。
何十年も先の自分は想像できないという方は、例えば、「7年後のなりたい自分」に向けて今からアクションを起こしてはいかがでしょうか。これから来年の計画を立てるようでしたら、まず、紙に三角形を書いて七等分の線を引いてください。次に、三角形の頂点に「長期目標」を掲げ、それから「中期目標」「短期目標」と遠い未来からだんだん現在に近づく形でその時点までに何をすべきかを具体的に決めていきます。それを一つ一つ実行することで充実した日々を送ることができると思いますし、たとえ「7年後の自分」が「なりたい自分」と違ったとしても、そこに至るまでの努力は決して無駄にはならないと思います。
なお、この「自分年金」コラムは今回をもちまして連載を終了させていただきます。これまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。2014年が皆様にとって素晴らしい年であることをお祈りしています。
投資信託に関するご留意事項はこちら
- 当コラムは読者の皆様への情報提供を目的としてアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成しています。
- 当コラムは信用できると判断される情報をもとに作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。
- 当コラムに掲載されている予測、見通し、見解のいずれも実現される保証はありません。
- 当コラムの内容は予告なしに変更することがあります。