日本を元気に!「自分年金」コラム

2013.10.31

ポートフォリオについて

個人の資産運用は「長期投資」「分散投資」「積立投資」の三つが基本だと思いますが、では具体的に何をすればよいのでしょうか。「長期投資」と「積立投資」はスタートさえ切れば後は続けるかどうかの意思の問題などがありますが、「分散投資」はどのような資産にどのくらい投資するかという「資産配分」が問題となると考えられます。

特性の異なる資産を組み合わせて「ポートフォリオ」を作るには、各資産の特性を理解し、どういう方針で運用するか決める必要があります。資産を積極的に「殖やす」ことが目的なら、リスクはありますが高いリターンが期待できる株式や不動産投資信託(REIT)などが好まれます。一方、資産を「守る」ことが目的なら、安全性の高い預貯金や国債などが望ましいでしょう。

また、何に投資すべきかはその時の経済情勢などにもよって違ってくることが考えられます。例えば、長らくデフレが続いた日本では株式や不動産が値下がりする一方、現金に近い預貯金や国債は物価の下落により実質的な価値が高まりました。現在は「デフレ脱却」を目指す安倍政権の下、景気の回復が鮮明になっており、アベノミクスが成功する場合は、「インフレに強い」と言われる株式やREITが有望と考えられます。

投資を始めた後は、ポートフォリオの管理が問題となります。あなたが株式に70万円、債券に30万円ずつ投資する100万円のポートフォリオ(株式70%、債券30%)を作ったとします。1年後に株式が120万円へ増える一方、債券が30万円のままなら、ポートフォリオは150万円に増え、内訳は株式80%、債券20%となります。株式はさらに上がるかもしれませんが、先のことは分からないので、自分の感情や報道に左右されず冷静に運用するには、一定のルールが必要です。例えば、値上がりした株式を一部売却してその資金で債券を買い、比率を株式70%、債券30%にします。このように当初の比率に戻してポートフォリオを定期的にメンテナンスすることを「リバランス」と言います。

リバランス

上記はあくまで説明のためのイメージ図であり、運用成果等を示唆・保証するものではありません。


【当コラム筆者:カフェバーのマスターとは?】thumbnail_master
もともとは金融機関勤務、今はカフェバーのマスターをしています。
私のお店にはお金の悩みを持つ、いろいろなお客様がいらっしゃいます。
いつもお店でお客様にアドバイスしていることを皆さんにも直接、お伝えしたくて、このコラムを始めました。

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出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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