日本を元気に!「自分年金」コラム

2013.10.18

資産運用の基本

前回述べたように、資産運用において大切なのは、まず自分に合った現実的な目標を設定することではないでしょうか。例えば、「40歳までにマイホームの頭金500万円を貯める」とか「老後資金として、65歳までに3000万円貯める」といった目標ですが、この「自分年金」コラムをご覧の方は老後資金作りに興味があると思いますので、それを前提にお話しします。

退職金などまとまった資金がある方はもちろんのこと、投資に回せるお金が少ない人も毎月1万円程度から積立投資ができます ので、それぞれ「身の丈に合った」具体的な目標を立てられます。目標が定まったら、次は何に投資するかですが、株式や投資信託等は国内だけでも数多く存在するので、初心者は特定の株式を選ぶより、幅広い資産に投資する投資信託が無難かもしれません。

また、前回お話ししたように、長期投資の場合はリターン変動のプラスとマイナスが相殺され、スタート時期に関係なく相応のリターンを得られるので、タイミングもあまり気になりません。長期の運用成績はほとんど資産配分で決まると言われます。

資産配分とは、株式、債券、不動産、預貯金など異なる資産に資金をどう配分するか決めることで、専門用語で「アセット・アロケーション」と言います。特性の異なる様々な資産に分散投資した結果を「ポートフォリオ」と呼びます。ポートフォリオはその中身を高リスク資産低リスク資産に 大別できます。前者は株式や不動産投資信託(REIT)など、リスクは比較的高いものの相応のリターンが期待できる資産です。預貯金や国債など、高いリターンは望めませんが、元本回収の可能性が比較的高い 資産です。

少額投資非課税制度(NISA)で投資家デビューを飾る方の資産運用は、時間を味方につける「長期投資」、様々な資産にリスクを分散する「分散投資」、無理のない範囲内でコツコツ続けられる「積立投資」が基本ではないでしょうか。

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上記はあくまでイメージ図です。
【当コラム筆者:カフェバーのマスターとは?】thumbnail_master
もともとは金融機関勤務、今はカフェバーのマスターをしています。
私のお店にはお金の悩みを持つ、いろいろなお客様がいらっしゃいます。
いつもお店でお客様にアドバイスしていることを皆さんにも直接、お伝えしたくて、このコラムを始めました。

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出所:厚生労働省、日本経済新聞生活経済部編 「30歳から始める!幸せになるためのシングル女性の人生設計」日本経済新聞出版社>閉じる

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